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続・のあろぐ

ゲーム、漫画、アニメで社会を豊かにしたいNoahの個人ブログ

「いまどきの働き方」は変化しつつあるという話

思ったこと

ぼくはシェアハウスというか、友人と何人かで一軒家を借りてそこに住んでいます。

そこの同居人の後輩さんも交えて今日、ちょっと話をしました。話の中身としては、VRの話とかをしていたのですが、そこで話した内容の中でぼくが今日一番しみじみと興味深かった話は、「働き方」の話でした。

まず、同居人の方はIT企業に勤めながら、地方の古民家を活性化させるというWEBを使ったプロジェクトをほぼ趣味で、ご友人何人かとやっているそうです。

そしてぼくも、企業に勤めながら、趣味的にいろんなサイトの運営や戦略を考えるということをやっていたりします。

思い返すと、過去に出会った人は、自分の職業以外に、なにか自分の「サブプロジェクト」みたいなものを持っているケースが結構多いものだということに改めて気付かされました。

勘違いしてほしくないのは、ここでぼくは、「サブプロジェクトを持つことが素晴らしいから、みんなサブプロジェクトを持つべきだ」と主張する気はないということです。

むしろ、その逆と言うべきかもしれません。すなわち、「みんな本業に必ずしも満足していないのではないか」ということです。

製造業なんかでは、とっくのとうに聞く話ですが、製品のクオリティはもう上がるところまで上がってきてしまっていています。いくら努力しても、もはや製品的に他社を圧倒する存在にはなれない。携帯電話とかはもうほぼ完成したプロダクトになっていますし、例えば音楽プレイヤーやテレビみたいなものも、もはやなにか新しい機能をつければ売れる、みたいな世界でもなくなってきています。多少小難しくいえば、「もはや付けて意味のある付加価値がなくなってきている」のかもしれません。

その流れが実はITの世界にもだんだんと来ているのかもしれません。一昔前は、WEBサービス乱立の時代みたいなのもあったような気がするのですが、最近は(ぼくのアンテナが鈍ったせいもあるのかもしれませんが)目の醒めるようなWEBサービスって、あまりなくなってきたような気がしています。WEB世界も、「大体もう満足」みたいな世界に差し掛かってきていて、あとはもう細かいニッチなニーズを埋めるような作業になってきている、とも考えられます。

こうなってくると、まあ言うまでもなくつまらないです。人は目に見える成長や成果がないと、なかなかやる気になりませんし、自分の仕事一つで「何か世界が変わっている」みたいな実感は、もはや持てなくなってきています。かけた労力に対して、あまりに世界が動かなさすぎるのです。

そうすると何が起こるかというと、誰もが「自分の手触り感のある何か」を持ちたがる。小さな何かでいいから、自分で動かしていると実感を持てる何かが欲しいのです。それでみんな、サブプロジェクトみたいなものを持ち出すのです。ここで副業と言わないのは、そこで求められているのは、必ずしも金銭的な対価ではないからです。

そうやってみんな、満たされないものを埋めようとしている。

で、ここで「じゃあみんな仕事をやめてサブプロジェクトだけに専念すればいいじゃない」ということに思い当たるかもしれませんが、ことはそんなに単純でもない。

サブプロジェクトは、極めて小さいニッチなニーズを満たしていたり、あるいはニーズなんてそもそも考えていなかったりするので、基本的にお金が儲かっていないという人が大半でしょう。

ですから、大体の人は、「仕事で若干の満たされない思いを抱えているが、それは空いた時間に何か別のサブプロジェクトを動かすことで解消している。その代わり、生きていくためのお金は仕事で稼ぐ」というような状況になり、その状態が考えうる限り一番バランスの良い選択だったりする、というのが現状ではないかなあ、なんていうことをぼんやりと考えていました。だってサブプロジェクトでは稼げない。けど仕事をやっているだけでは満足できない、そんな現状です。ぶっちゃけ、そういうことをしていない人は、会社で働いていてもほとんど閉塞感しか感じていないみたいな人もいて、うつ病とかになる確率が結構高まるんじゃないかなと思っています。

よっぽどの金持ちとかヒモでないかぎりは、こうした感じに働いていくしかないです。この状況が変わるためには、どうすればいいのかってことで、色々な議論があるのかなと思います。例えば、何年後かにはほとんどの仕事が機械で代替できるようになってしまうそうですが、そうなったらまた状況が変わってくるかなあとか、不謹慎ですがドカンと一発、東京に大地震でも起きるとまったく別の価値観が幅をきかせたりするのかなあとも思います。

いずれにしても、もはや経済的なニーズはほとんどみんな満たされてきてしまっている。あとは、心の問題なのではないかという気がしています。そうなってくると、ゲームとか芸術とか、そっち方面に秀でている人のほうが活躍する場が増えてくるようにも思いますが、どうなのでしょうね?上のリンクでも見られるように、コンピュータに代替されにくい仕事のNo.1は、「レクリエーションセラピスト」だそうです。他の20位までのリストも、概ね心の問題みたいなものを助ける仕事が多いように思いますね。

と、まあとりとめのないことを考えていた今日でした。忘れないうちにダラダラと、覚え書き。