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続・のあろぐ

ゲーム、漫画、アニメで社会を豊かにしたいNoahの個人ブログ

創造性を高めるために克服すべき「4つの恐れ」

さて、前回まで自己紹介シリーズをやってきていて、まだ終わってないのですが、ちょっと話題を変えて、自己紹介は明日以降にやっていきたいと思います。

ハーバード・ビジネス・レビューって普段あまり読まないのですが、ひょんな事からバックナンバーを入手して読んでいると、2014年11月号の「創造性vs生産性」特集の中に、面白い記事があったので今日はそれを紹介します。タイトルは「恐れを克服し、自由な発想を生み出す IDEO流 創造性を取り戻す4つの方法」です。 

 

創造性めっちゃ大事ですよね

IBMの調査によれば、今日のリーダーに最も求められる資質は「創造性」だといいます。いや、もしかすると、創造性はリーダーだけではなく、今やあらゆるコミュニティー、あらゆる場面でもっとも重要な資質となっているかもしれません。

本稿では、創造性は人間が生まれ持って誰しも身につけている能力だといいます。しかし、それが社会や学校教育によって、抑え込まれてしまって発揮しづらいのです。

創造性を阻む、4つの恐れ

創造性を阻むのは「4つの恐れ」であると、本稿では説かれています。これらの恐れに対処し、克服すれば創造性が発揮できるというのです。

  1. 厄介な未知なるものへの恐れ
    創造的な思考は、オフィスの中ではなく外の世界から生まれます。しかし、外の世界では、予期せぬことや不確実性などが頻繁に起こります。こうした未知のものに対しては、どうしても恐れが生じえますが、この中にこそ創造性のヒントが有るという風に本稿では言われています。たとえば、アプリの製品開発を行っているとき、見知らぬ人びとからフィードバックを受けることは、オフィスで仮説のみに基づいて作業をすることの何倍もすぐれたことです。
  2. 評価されることへの恐れ
    小さい子どもは、お絵かきや踊りを踊るとき、恥ずかしいということをあまり感じないでしょう。しかし、10代となると、他人がどう思うかということを心底気にし始め、大人になってからもそういった「評価されることへの恐れ」がずっと心のなかに残るかもしれません。評価されることへの恐れをなるべくおさえるには、周囲が肯定的な環境を作ることも重要です。たとえば、誰かがアイデアを出したときに「これではダメだ」ではなく、しっかりと良い点を評価した後、「こうするともっと良い」ということを言ってあげるというような肯定的な環境づくりが重要です。私はこの話を聴いた時、以下のツイートを思い出しました。
  3. 第一歩を踏み出すことへの恐れ
    創造的なアイデアを活用したいと思っても、それを実践するには独特の難しさがあります。創造的な仕事ははじめが最も難しいものです。デザイン・シンキングを実践する最も効果的な方法は、「まず、やってみる」ことだと本稿では述べられています。「準備などはやめて、まず始めよう」ということが重要だといいます。
  4. 制御できなくなることへの恐れ
    創造性をチームで発揮するためには、ときには、うまくいかない自分のアイデアを捨て去り、他人のアイデアを受け入れるという柔軟さを持つことが重要になることがあります。しかし、これは、自分がその方向性をコントロールできなくなり、他者のアイデアに方向性を委ねることになります。主導権を譲るということは、なかなか怖いものであるということです。しかし、これについても、うまくいくアイデアをしっかりと取り入れることは、創造性の発揮に大きく役立つというわけです。

以上のように、創造性は4つの恐れに阻害されています。「尻込みしてやらない」と、創造性はいつまでも発揮できない、ということになります。こうした恐れを払拭するために、まずは「簡単なことから始める」ということが訓練になると本稿では述べています。

蛇恐怖症の実験と「案内付きの習得」

スタンフォード大学の心理学者、アルバート・バンデューラは、蛇恐怖症の克服の実験を通じ、「マジック・ミラー越しにヘビを見つめる」「ヘビを開いたドア越しに観察する」「他者がヘビを触る様子をじっくり見る」「厚い手袋を付けて自らヘビに触る」と、小さいステップでヘビと接する機会を作っていくことで、最終的にはヘビに触れるようになる、ということを実証しました。

小さな成功を積み重ねていくこの経験のプロセスを、バンデューラは、「案内付きの習得(guided mastery)」と呼びました。これを成し遂げた人は、ヘビへの恐怖心だけではなく、人生の他の領域でも不安が軽減し、より粘り強くなるという効果もあったそうです。やり通す力に対する自信が獲得されたというわけです。

さて、話が長くなりましたが、まとめますと、創造性を発揮するには4つの恐れを取り除くことが重要。最初の一歩を早く踏み出すことが重要。スモールステップで少しずつ成功を積み重ねていくことで自信ができる。こういったことが、本稿では書かれていました。