若干気になってる書籍「エフェクチュエーション」
最近は起業家研究というのが話題だそうで、自分も興味をもってこのあたりのことを見ています。そこで、気になっている本がこの『エフェクチュエーション』です。
まだ読む前なので、大まかにしかわかっていませんが、不確定な状況下で、起業家がどのように、どんな事業を推進していくのか、ということをプロセスとして研究している本のようです。
エフェクチュエーションの公式サイトというのがあって、それに色々とまとまっているようです。
Effectuation: Society for Effectual Action
従来の理論では、市場分析を行い、正しい方法でマーケティングを行うというのが重要でしたが、このエフェクチュエーションでは、そもそも起業家が対象とするのは未知の市場であり、どんな可能性が眠っているのかがわからない。したがって、すでにある市場を見て合理的な判断をするのではなく、もっと創造的な手法をとる必要があるというのが、この本の主題のようです。
まだ読んでない段階なので疑問とかをここに書いておきたいのですが、そもそも、起業家のプロセスを明確に示せるもので、合理的なフレームワークと言えるかどうか、見てみたいと思います。全体として単なるマーケティング理論にとどまらず、もう少し大きな目線で見ている内容のように思うので、全体的な構成の把握なども行いたいと思っています。
エフェクチュエーション で関連のウェブサイトを調べると、以下のようなサイトが出てきます。
不確実性の高い現場では、とにかく何が起こるかわかりません。このあたりのことは、ゲーム業界にもいえることで、任天堂の故・岩田社長も常々、ゲーム業界は先に何が待っているかわからないから覚悟が必要だというようなことを仰っていました。こういった業界で、既存の考えにとらわれるようなマーケティング手法は、確かに若干不要といってもおかしくはないのかもしれません。とにかく読んでみて、その結果をまたシェアしようと思っています。