「自分語り」はセックスと同じ快楽物質が放出されている
自分のことを話しているとき、いわゆる「自分語り」をしている時、セックスと同じような快楽物質が生産されているようです。
これは、対面であろうが、ネット上であろうが変わらないそうです。いやはや、そう考えるとSNSが爆発的に伸びた理由も理解できようというものですよね。
このことを知ってからというもの、自分のことを語っている人を見ると、(あぁ~今この人からセックスと同じ快楽物質が出ている……)とか考えてしまって相手の話に集中できなくなるので、全くおすすめできません。
さて、ということは、相手に気持ちよくなってもらうためには、相手のことを語ってもらえばいいわけです。相手のことを語ってもらうためには、質問が必要です。なので質問をすることがとても大事なことになるなあということを思ったりしていました。
質問力、たいへん大事ですね
でも、質問にも色々あるじゃないですか。
私がお会いする人の中には、話の引き出し方が上手い人と、そうでない人がいます。その差は何から生まれているかといえば、一つは「否定のニュアンスのない会話をすること」。そしてもう一つが「質問力」です。
- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/10
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質問力については、様々な本がありますが、私が思う悪い質問は、「答えが決まっている質問」です。極端な話ですが、「今日は何曜日ですか」みたいな質問は、自分の意見を差し挟む余地を与えないと思うんですよね。
冒頭の快楽物質の話から、会話で自分語りをしてもらって相手に気持ちよくなってもらうためには、やはり相手の意見が出ざるを得ない質問をするのが良いということになります。相手にちょっと一言言わせるためにはどうすればいいか、ということになるわけです。
自己主張しすぎて結論を出してしまわない程度に自分の意見や世の中の意見も混ぜるということも重要ですが、やっぱりいちばん単純でいいのは、相手の生い立ちを聞いていくことなんですよね。
むかし、100の質問というサイトがありました。前略プロフというサイトもありました。ask.fmなんてサービスもあります。どの時代にも、「私が何者であるか」ということを語ってもらうようなサービスがあるわけで、やっぱり前のエントリでも書きましたが、みんな寂しいんだなあなんてことを思うわけですね。
このエントリはクリスマス・イブに出る予定なのですが、この時間は『この世界の片隅に』の二回目を見に行く予定なので自動更新にさせていただきますね。