続・のあろぐ

ゲーム、漫画、アニメで社会を豊かにしたいNoahの個人ブログ

Noahと申します(4)

さて、前回の記事ではジェイン・マクゴニガルとの出会い、「ゲームのちからで世界を変えよう会議」という団体の運営について取り上げました。

noahp.hatenablog.com

自己紹介がだいぶ長くなってしまったのですが、ここからは今やっていることの紹介に移っていきます。「ゲームのちからで世界を変えよう会議」では、沢山の方に関わっていただき、会社とは全く違う交友関係を沢山得ることができました。

そうしていくうちに、もっと、好きなゲームを作っているクリエイターさんたちを応援したいという思いが出てきました。そうして作られたのが、「もぐらゲームス」というメディアです。

www.moguragames.com

もぐらゲームスについて

もぐらゲームスは、「ゲームクリエイターとゲームプレイヤーをつなぐ」というのがコンセプトです。「つくる」こと、「あそぶ」ことの距離感をもっと近くしよう、というような思いでスタートしました。

協力プレイを学んだ

もぐらゲームスは、「ゲームのちからで世界を変えよう会議」での反省が色々活きているサイトです。まず、チーム。私は会社員としての片手間に活動を行っていたので、実際に手を動かすと、時間的な制約にぶち当たってしまいます。しかも、別に収入が欲しくて活動をするわけでもないので、副業にもせず、私はボランティアとして参加しているので十分楽しい。

そういったわけで、実際の活動自体はなるべく他の人に協力してもらいつつ、私はコンセプトを練ったり、方向性・戦略を決めるということに特化し、実際の活動はすんくぼという中高の同級生であり、MMORPGリネージュ』においては極めて膨大な時間、一緒に遊んでいた友人を誘うことにしました。「協力プレイをする」ということを学んだのです。すんくぼと私は、ゲームの中では、すんくぼがアタッカー的な役割、私が回復・後方支援的な役割でしたので、今でもゲームをやっているのと同じような感じで、ほとんど役割もそのままです。私は色々と人を紹介したりとか、こういう企画をやろうというコンセプトを出し、彼に了承してもらってはじめて実行されます。すんくぼ氏の実行力はものすごいので、正直言って、彼なしにはもぐらゲームスもその後の活動も存在し得ないでしょう。

もぐらゲームスの由来

また、「もぐらゲームス」という名前にもこだわりました。最初は「このゲームがすごい!」とか言う名前にしようとか、色々な案が出たのですが、最終的に「もぐらゲームス」という名前になった理由は、まず、前にやっていた「ゲームのちからで世界を変えよう会議」という名前は、大上段に構えすぎていて、「ちょっと調子乗ってんじゃないのか」「偉そうなことをいうな」というような批判を真正面から受けることになっていました(そういった意図はなかったのですが)。そこで、「動物の名前をつけて、ほんわかした感じを出したら自分の活動のイメージを伝えられるかなあ」というのと、「その中でも、自分のコンセプトがしっかりわかるようにしたいなあ」という希望を満たす名前として、「まだ注目されていないゲームを発見し、掘り出し物を探してくる」というコンセプトに合う、ゆるくてかわいい動物の名前として「もぐら」の掘るイメージが採用されたのでした。

matome.naver.jp

もぐらゲームスのコンセプト

そして、今回はゲーミフィケーションで対象とした、ゲームを知らない層ではなく、むしろ私よりも全然ゲームを知っている層が対象になるわけで、そういった詳しめの人たちでも納得できるようなクオリティの記事を配信し続けていく必要がありました。

そして、そういった活動を通じて、「ゲームづくりは面白いものだ」という認識を徐々に浸透させていき、いつか、日曜大工でもやるかのように、ゲームづくりをみんなが楽しめるような世界にする、というのが目標のサイトを作っていきました。ゲームづくり、面白くするためにどういったことが重要なのかを学び、経験すると、これは現実世界を自分で面白そうなものにするためにも転用できます。こうしたリテラシーを高めることは、現実世界をクソゲーにしないために非常に重要なことだと思っています。

そうしたときに重要になるのが、「ゲームデザイン」です。ゲームデザインと一口に言っても様々な観点があるのですが、この文脈では、ざっくり、「面白くするための工夫」と捉えていただくのがいいと思います。もぐらゲームスでは、この「ゲームデザイン」をなるべく細かく分析していくことが重要だということで、他にはないほど丁寧にレビューをしていこう、というのがこだわりとなりました。

こうした活動を2013年3月20日からスタートします(ちなみに3月20日は私の敬愛する祖母の誕生日なのでこの日にしました)。しかし、ここでも意外に早く転機が訪れます。

また長くなってしまったので、次回「Mogura VR」の誕生経緯となります。